【印降】いんこう

まとめた考えが広まること

皆々様。思想を信じるに足らないことを証明しよう。考えをまとめたものが考えたことですから、思想 thought というのです。考えは降ってくることもあるし、捻り出すこともありますし、つなげて足したり消してみたりして捏ねくり出すこともします。ですから、思想は人間の脳で考えだしたものに過ぎないのであります。

現在では無償で考えが出回るようになり、日々考え方や考えをたくさん受けつつ流しつつ、反応して書いたり、反応しないで無視したり、反応し過ぎないように悠景を楽しむのでありましょう。形式は不問でありまして、音楽・映画・配信・活字・画欄・投呟・数理・手順・配合など、記号の別はないのであります。

では、まとめた考えのどれかを信じることなどありうるでしょうか。どうして特定の考えをいつまでも信じられるでしょうか。考えた人を信じたとて、いづれは信じるに足らざることも考えるでしょうに。人間ですもの、完璧に信じるに足る存在ではありえないのです。なぜなら、造物主は人間を神と等しくないように創ったからであります。

以上から、思想にいかなる歴史性があったとて、人間が考えた産物に過ぎないのでありまして、SNSで流通受信する文画映像と同じであります。もう一度言います、思想書と竹読は同じであります。昔に比して説明の種類も娯楽性も芸術性も形式も様々考えてきた人類史であります。これからも様々に人間は考えつき、まとめ、受け取り、また考えるのです、しかし、仮に信じたとて、永遠に信じうるのは人間を造った主在であると考える方が、圧倒無論で善いのです。

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