【捨入】すていり

捨てたり手入れすることから、ミニマルに生きること。

自然も世も有象無象が絡み合っているが、起こっていることを全く正しく捉えることは匹わない。なぜなら、網状構造では人が惹かれないからだ。いくら対象とする圏内においては網状であろうと、いくらか切り崩してしまわねば、浮かばれない。切り出し方によってかさなりは始まることよ… ぞ。

譬えると、マタイ書に出てくる『人間をとる漁師』の件りにおいて、漁師のうちで弟子になり従っていったのは、網状構造をそのまま人を捕るために活用した者ではなくて、逆になるように、捨てたり、(逆であるように)手入れした者であったし(あり)、その方こそがそのまま活用するよりもより多く健全に人を捕れただろう。

マタイに出てくる出士伝説ではあるまいが、Windowsを無償配布した暁には、端末搭載分有が進み、計算機資源の無駄が活用されることだろう。計算網から脱却し、余計な迷妄情報から離れて生活することを宗とした脱士や、余分な贅肉的購入物を捨てて有用な有益物質のみに頼ると決めた信士など、此の情報化社会について歯牙にもかけない策士が俄然出てくるだろう。つまり、資源の活用が進み、環境保護情勢を満たしつつ、最新の機能を使う術を、ビルゲイツ氏は暗に提示したのだ。

今やWebは世の人全てを捕らえた。ティム・バーナーズ・リー言語は普及し切った感のある古い言語になった。定番化である。 Windowsもまた定番となった。いずれも永久欠番とまではいかない大発明であり、多くの事件を引き起こした。Nobelの遺言どおり、世界を変えるには犠牲を払わねばならない。多くの犠牲を払うほど、多くの人心を捕らえた証拠となることは、リストが示してゐる。以下字名いかあざのような国にとっては、捨入に生活することは自然な活用術なのだ…が。

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